2024.08.09
授業
中学1年生のWRコースでは、
7月20日(土)の夏期講習の時間を利用して、
京都大学大学院地球環境学堂で環境教育論分野を研究されている
安藤先生にお越しいただき、特別授業を実施しました。
「科学技術の視点から環境について学ぶ」
をテーマとした今回の特別授業では、
身の回りのプラスチック製品に焦点を当て、
プラスチックの持続可能な消費の在り方を考えました。
授業では、まず持ち物の中にプラスチック製品がどれぐらいあるかを探しました。
みな熱心に持ち物からプラスチックと思う製品を選び、
その数を数えていました。
多い人では70個ほど持っている人もいました。
ペンや定規、消しゴムなどをはじめ、
メガネや靴、カバン、服など様々なものに
プラスチックが使用されていることが分かりました。
プラスチックの歴史や、それがどのような物質かということ、
さらに海洋ごみやマイクロプラスチック、気候変動など
プラスチックが関わる環境問題についても教えていただきました。
プラスチックでできているからこそ価値があるものは?
プラスチックではない素材でも問題ないものは?
そもそも無くても問題ないものは?
などの問いかけがあり、生徒の皆さんもお互いに話し合い、
プラスチックとの付き合い方を学んでいました。
プラスチックをリサイクルする意味や環境問題には
科学だけでなく、経済などさまざまな事柄が
関わっていることを学ぶことができました。
中学1年生にとっては少し高度な内容も
含まれていたようですが、
普段の授業とは異なる内容の講義によって
環境問題に対する関心が高まったようです。