あなたがたは地の塩である。
あなたがたは世の光である。
キリスト教主義に基づき、
社会の各方面で奉仕する
人間を育成します。
新島 襄
新島 八重
M.F.デントン
同志社は1875年、同志社英学校として新島襄により京都‧今出川の地に創⽴されました。同志社の⼥⼦教育は、英学校創⽴の翌1876年、京都御苑内の公家屋敷、旧柳原邸デイヴィス宅において、⼥性宣教師スタークウェザーと新島の妻⼋重により始まりました。翌1877年4⽉、新島襄が正式に京都府に「同志社分校⼥紅場」の設置を申請し、さらに半年後の9⽉に「同志社⼥学校」と校名変更を届け出ています。このようにして⽣まれた同志社⼥学校は、その後、新島⼋重や、M.F.デントンをはじめとした多くの⼥性宣教師の、使命感に燃えた熱意ある教育により発展し、今⽇の同志社女子部に⾄っています。
同志社⼥⼦中学校‧⾼等学校の教育の⽬的は、聖書に⾔う「地の塩」「世の光」を実践する⼥性として、社会のあらゆる⽅⾯で「奉仕」をする⼈を世に送り出すことです。「奉仕」とは「⾃分のため」ではなく、「⼈のため」に尽くすということです。創⽴者新島襄の教育観を端的に表す⾔葉に「彼らは世から取らんとす、我らは世に与えんと欲す」とありますが、これはまさに同志社の奉仕の精神を表した⾔葉です。そしてその精神は今もしっかりと同志社⼥⼦中学校‧⾼等学校に受け継がれています。
一人ひとりの個性を尊重し、単に学力に優れているだけなく、キリスト教精神に基づく良心で、学んだ知識を運用し、社会の各方面でその能力に応じて、「人のため」に奉仕する女性へと育ってもらうことが本校の願いです。
同志社女子中学校・高等学校
校長
中村久美子