2024.11.06
クラブ活動
秋晴れの11月3日(日)、地歴クラブは
大阪城から北浜界隈で巡検を行いました。
大阪城は、信長の安土城をモデルに、
豊臣秀吉が15年の歳月をかけて築きあげました。
城の北側には、諸大名の家紋などを刻んだ石材を集めた
刻印石広場があります。
大阪城内の石垣の一部として使用されたものや、
他の地域から出土した江戸時代の刻印石が集められています。
城は大坂夏の陣によって全焼しました。
現在の城は昭和初期に再建され、
平成時代に大改修が行われました。
重要文化財の櫓(やぐら)や大門は迫力がありました。
大阪城の南側には、難波宮跡公園があります。
飛鳥から奈良時代にかけて都が置かれた場所です。
近くの大阪歴史博物館で、難波宮の復元された建物や、
近世の大坂の資料などをじっくりと見学しました。
谷町4丁目から、地下鉄で北浜へ。
このあたりは江戸時代には、米市が開設され、
「天下の台所」とよばれ繁栄しました。
現在は銀行の本店などの堂々たる建物が並びます。
その中に、江戸時代の町家の面影を残す建物があります。
1838年に緒方洪庵が開いた「適塾」です。
緒方洪庵は、幕末の高名な蘭学者・医学者であり、
すぐれた教育者でもありました。
木造2階建ての建物は、広々としていて、
貴重な資料が各部屋に展示されていました。
部員は今回の巡検で興味を持ったことを、
Googleスライドにまとめて、クラブ内で発表します。
その後、希望館地階の社会科メディアコーナーで
展示をする予定です。
ぜひ、ご覧ください。