2020.11.02
学内風景
希望館1階には本校の歴史にまつわる
様々な資料などを紹介する
展示ギャラリーが設けられています。
現在こちらの展示ギャラリーには
第二次世界大戦中の本校の様子を
伝える資料が展示されています。
今回の展示にあたっては
戦時下の同女で学生生活を送られ、
今年の女子部創立記念礼拝に
講師としてお越しいただいた
小野恵美子さんから貴重な資料を
お借りすることができました。
戦時下の本校生徒は学業の時間が削られ、
軍需工場や岩倉の農場での作業などに
動員されていたそうです。
小野さんが1944年8月から伊丹市の
軍需工場に動員されたときの記録が、
本校の創立100周年を記念して発行された
『同志社女子部の百年』に掲載されています。
その記録によると、
「リンゴ一ヶ、バナナの粉配給」
「空襲に備えて工場建物の天井取りこわし始まる」
「朝空襲、寮の近くに火の手が上がる」
「毎夜蚊とのみの襲来、敵機の襲来で悩まされる」
など当時の様子が生々しく伝わってきます。
今回の展示を通して
本校の歴史にあった戦争の時代を知り、
平和を作っていくことの意義を
生徒たちが考えてくれることでしょう。