2023.10.13
授業
中学各学年の「総合的な学習の時間」の取り組み第2弾は、
中学3年生の「未来をみつめる」です。
1学期は、「SDGsから考える未来」と「データで読み解く社会」の
2つの単元を並行して進めてきました。
2学期は、各自がSDGsの目標とターゲットから1つを選び、
現状分析と課題解決に向けての提言のスライドを作成し、
発表を行っています。
今日の1つ目の発表は、「質の高い教育をみんなに」という目標に
関するものでした。
男女差別や男女格差の現状について、
日本と世界の国々の現状をデータで比較しながら考察し、
あらためて教育の重要性を訴える内容でした。
続いての発表は、「安全な水とトイレを世界中に」という目標に
関するものでした。
安全な水が得やすいと考えられている日本でも、
フライパンの塗料に使用される物質で河川が汚染されていること、
災害時の断水などの問題について紹介されました。
また、特に開発途上国では水と衛生の問題が非常に大きいこと、
海水から真水を作る技術や先進国からの支援についても紹介されました。
発表後には、たくさんの生徒が手をあげて活発な質疑応答が
行われていました。
各発表の最後には、関係の深い聖書の言葉を紹介しながら、
解決に向けての提言がされていて、諸問題の普遍性を感じました。
探究的な学習を通して、積極的に社会に参画する態度を育んで
いってほしいと願っています。