2023.07.14
授業
WR講習初日の7月13日、中1は京都水族館で実習を行いました。
1学期の理科の授業で、肉食動物・草食動物、脊椎動物・
無脊椎動物といった、動物の分類について学んでいます。
今日はこの内容を踏まえて、ワークシートの課題に
取り組んでもらいました。
京都水族館の目玉の一つであるオオサンショウウオは、
「生きた化石」とも呼ばれ、太古の時代からほとんど姿の変わらない
不思議な生き物です。
京都では、大雨の後の鴨川にオオサンショウウオが
「打ち上げられる」姿が当たり前の光景となっていますが、
他府県の方とっては非常に驚く出来事のようですね。
実習では、オオサンショウウオの骨格の特徴や
幼生と成体の身体の作りの違いなどに注目し、
この不思議な生き物の生態に迫りました。
肉食で、なんでも丸のみで食べてしまうので、
人間が出したプラスチックごみなども飲み込んでしまい、
死んでしまう個体が少なくないようです。
私たちを取り巻く環境や暮らしの問題についても考える
良い機会となりました。
また、ゴマフアザラシの展示室では、
肉食動物・哺乳類に分類できる根拠を探す課題に取り組みました。
皆それぞれ、一生懸命にiPadを用いてヒレや歯などを撮影していました。
ちょうど雲の間から太陽がのぞき、
アザラシたちは「写真を撮って!」と言わんばかりに気持ちよさそうに
日向ぼっこをしていました。
これらの経験を通して、授業で学んだ以上に、
それぞれの生物の体のつくりには多種多様な構造が
あることについて学ぶことができました。
2学期からの理科の学習も好奇心旺盛に
取り組んでくれることを期待します!