同志社女子中学校・高等学校同志社女子中学校・高等学校

2025.03.10

授業

WRコース春期講習 高1化学

 

高1化学の春期講習では、

昨年度に引き続き

同志社女子大学 生活科学部食物栄養科学科との

高大連携プログラムに参加しました。

(昨年度の実施の様子は こちらから )

 

学科説明では、食物科学専攻で開講されている

『食品開発プロジェクト』に関する説明が

ありました。

今年の成果発表会の様子や開発された

新商品の紹介をしていただいたことで、

生徒たちも自分の関わった商品が

店頭に並ぶことにワクワクして、

非常に関心を持ったようでした。

 

 

 

 

 

少人数の体験授業では、昨年も実施した

「卵をゆで卵にすると消化が良くなる?悪くなる?」
「うどんの製造と寒天ゼリーの物性測定」
などの4つの実験に、

「絶食時の肝臓中のグリコーゲン量の測定」
という新たな実験を加えて、

合計5グループに分かれて体験実験を行いました。

 

 

 

 

 

 

 

5つめの実験では、

ラットの肝臓からグリコーゲンを抽出し、

自由に食事を摂った場合と48時間絶食した場合とで、

グリコーゲン量にどのような違いが生まれるかを

調べました。

 

 

 

 

 

 

ラットにとっての48時間絶食は、

人間で言うと2回食事を抜くイメージだそうです。

収量にかなりの差があり、

身体に相当な影響を及ぼすということを

実際に目で確認することができました。

作業の待ち時間には質問にも答えてくださり、

非常に有意義な時間を過ごさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どの実験においても、

高校ではなかなか扱うことのない器具や薬品を

多く使わせていただきました。

「見えないものを見える化する」ということを、

身をもって実感することができる

非常に良い機会となりました。

 

 

卒業後の進路についても、

病院や学校だけではなく福祉施設や企業など

想像もしていなかった分野で多くの卒業生の方が

活躍していることを知ることができ、

視野が広がりました。