同志社女子中学校・高等学校同志社女子中学校・高等学校

2024.03.13

学校生活授業

中1WR動物園実習

 

中1WRは毎年春期講習で京都市動物園を訪れています。

園内ツアーや講演会を実施していただいてき、

生徒たちにも大変好評な実習です。

今回は、生き物学び研究センターの金原さんに、

動物園の仕事について講演していただいたあと、

講演内容に基づいて園内も案内していただきました。

 

 

 

 

京都市動物園では、動物たちの幸せを考えて

心もからだも健康で豊かな暮らしができるようにするための工夫

「環境エンリッチメント」に積極的に取り組んでおられます。

 

 

 

 

どのような工夫の仕方があるのか、展示方法や飼育方法、

ごはんのあげかたなど具体的に一つ一つ分かりやすく説明していただき、

皆熱心にメモを取っていました。

 

 

 

 

もう一つの大切なキーワード「ハズバンダリ―トレーニング」は、

受診動作訓練ともいわれます。

麻酔なしで採血などの検査ができるよう、ごほうびをあげながら

動物たちに検査に必要な動作に慣れてもらうトレーニングです。

獣医さんが腕をトントンと叩くと、

チンパンジーが左右の腕やお尻を向けて検査しやすいように

自ら協力して動いてくれている動画を見せてもらい、

その様子が微笑ましくて思わず笑いが起こっていました。

 

 

 

 

 

その後の自由探索では、ワークシートに取り組みました。

バクやキリンの脚の観察やフラミンゴの嘴の形状の観察など、

動物の身体のつくりをじっくりと見て記録したりする姿が見られました。

真剣に一つ一つの課題に取り組んでいました。

 

 

 

 

 

今回の実習を通して、動物園には研究機関としての機能もあり、

飼育員さん・獣医さん以外に、研究に関わる人も

動物園で欠かせない存在であることも知ることができました。

 

 

 

 

「キリンにお湯を飲ませると食欲が増すのか?」など、

こんなことも立派な研究になるのか!と

驚くようなテーマがたくさんありました。

色々な働き方があることを知れるとても良い機会になりました。