2025.04.01
クラブ活動
うららかな春の陽射しの一日、
地歴クラブは宇治の巡検を行いました。
宇治橋のたもとから、
山々に囲まれた宇治の地形を眺めて、
世界遺産の平等院へ。
平等院は、平安時代の1052年に
関白藤原頼通によって創建されました。
翌年に、現在鳳凰堂とよばれている
極楽浄土をイメージした建物が建立されました。
そうです、10円玉に描かれている建物です!
博物館では、鳳凰像や26体の菩薩像が
展示されています。
一体ずつ表情や持ち物が異なる、
繊細かつ優美な彫刻に目が釘付けです。
宇治橋通界隈で昼食を取りました。
名産の抹茶を使った食べ物や
スイーツがたくさんありました。
宇治川の河原を歩いて中州の橋を渡り、
古くからの神社を訪れました。
このあたりは、平安時代の貴族の
別荘地であったようです。
最後に、昨年の大河ドラマの主人公、
紫式部のえがいた世界が広がる
源氏物語ミュージアムを訪れました。
宇治は源氏物語の最後の十帖の
舞台となった地です。
しばし、平安時代の王朝の世界に
タイムスリップしました。
現在は、高級茶の産地として知られる宇治。
また、京都や大阪へ通勤・通学する人も
多く住宅街となっています。
部員は、今回の巡検で興味を持ったことを、
Googleスライドにまとめ、
希望館地階の社会科メディア・コーナーに
展示する予定です。