2025.09.01
クラブ活動
7月27日・28日にサイエンスクラブが
夏の合宿に行ってきました。
今回の合宿のテーマは「鉄」と「塩」。
私たちの暮らしや産業に欠かすことのできない鉄と塩が、
どのように生産されてきたのかを学びに行きました。
最初に訪れたのは島根県雲南市にある
「鉄の歴史博物館」です。
この地方で古くから行われていた
「たたら製鉄」という鉄づくりの技術について、
その歴史や工程などを詳しく知ることができました。
そして、実際にたたら製鉄が行われていた集落である
「菅谷たたら山内」を訪れ、
砂鉄と木炭を焼いて鉄を作り出していた
当時の建物を見学することができました。
2日目は岡山県倉敷市にあるJFEスチール株式会社の
西日本製鉄所を訪れました。
東京ドーム240個分という広大な敷地内には、
信号のある片側3車線道路や鉄道、コンビニなどがあり
製鉄所が一つの町のようでした。
巨大な工場の中では真っ赤に燃えた鉄の板が、
何度もプレス機にかけられて加工されていく様子を
見学することができました。
最後に訪れたのは古くから製塩が盛んな兵庫県赤穂市にある
「赤穂市立海洋科学館・塩の国」です。
こちらでは塩づくり体験を行いました。
海水よりも塩分濃度の濃い鹹水(かんすい)を煮詰め、
完全に水分を飛ばすとサラサラの塩が出来上がりました。
長い年月をかけて発達してきた製鉄と製塩の
営みを学ぶことができ、充実した合宿となりました。