2024.08.20
学校生活授業
7月27日(土)、中3WRでは、同志社京田辺キャンパスの
同志社大学生命医科学部と同志社女子大学薬学部に行ってきました。
まず、午前は同志社大学生命医科学部の模擬講義と研究室の見学です。
本校の卒業生でもある飛龍教授に、生命医科学部で学べることについて教えていただきます。
講義のあと、2つの研究室を回りました。
1つ目の研究室では、ルミノール反応の実験をしました。
大学の実験室で実験をすることは初めてなのでドキドキです。
みんな上手にできていますね。
また、実験室の見学もさせていただきました。
普段なかなか見ることのできないたくさんの実験器具に興味津々な生徒たちです。
2つ目は、コウモリを研究されている研究室です。
ここでは実際にコウモリを見て触らせていただきました。
大学や近くの駅でもコウモリはたくさん飛んでいると聞き、驚きです。
コウモリを研究し、その動きをデータ化してロボットに落とし込み、
さまざまな実験をされていました。
そして、再び飛龍教授から、コウモリについての講義を受けました。
約5000種類いる哺乳類のうち、なんとコウモリが1400種類をも占めているのだそうです。
また、コウモリが使う超音波を利用した医療装置があるなど、
学ぶことがたくさんありました。
午後は、同志社女子大学薬学部で体験実験をしました。
4つのグループに分かれて、実際の大学の実験室で実験をさせていただきます。
まずは、「錠剤づくり」のグループです。
直打法でアセトアミノフェン錠を作りました。
緊張感をもって真剣な表情で作っていました。
そして、「生薬の標本を見る」グループです。
袋に入った様々な生薬を、標本を見たり嗅いだりしながら、
種類ごとに分けていきます。
初めて見る生薬の匂いや触感に驚きの声があがっていました。
次に、「組織や細胞を顕微鏡で見る」グループです。
小腸壁や腎臓など、普段絶対に見ることのできない
人間の身体の細胞を顕微鏡で見ていきます。
また、細胞の色付けをしたり、モニターでより鮮明な細胞の様子を見たりしました。
そして、「着色溶液の吸光度を測定する」グループです。
スポイトを使って着色し、機械を使って吸光度を想定します。
着色の様子や、機械が反応する様子を一生懸命観察していました。
それぞれの実験が終わり、薬学部の模擬薬局と、
薬学部と看護学部併用のプラクティカルサポートセンターを見学しました。
大学生、大学院生が案内してくださります。
プラクティカルサポートセンターには、
赤ちゃんから高齢の方までたくさんのヒトの模型があり、
看護学部生や薬学部生が実習できる環境が整っていました。
模擬薬局は、初めて見る装置があったり、
飲んだことのある薬が置いてあったりと、どこを見ても興味深いものでした。
もりだくさんのプログラムで、充実した1日でした。
飛龍教授に教えていただいたことの中に
「好き嫌いせず色々なことに興味を示して学んでいってください。
それがいつか必ず繋がっていきます」
というものがありました。
今回の経験が、将来のことを考えるきっかけに、
また、よりいっそう学習に励むきっかけになればと願います。