2023.11.10
クラブ活動
11月3日(祝)、地歴クラブは秋の伏見巡検に出かけました。
国内外の観光客で大混雑の京都駅から、JR線で稲荷駅へ。
駅のすぐ前が、全国の稲荷神社の総本宮、伏見稲荷大社です。
伏見稲荷大社は商売繁盛の神様として信仰を集め、
楼門の両脇には狛犬ではなくキツネが鎮座しています。
本殿の裏から稲荷山へ続く参道には、千本鳥居と言われる
朱色の鳥居のトンネルが続いています。
門前町を抜け、京阪電車に乗って伏見桃山へ。
伏見は、豊臣秀吉によって築かれた城下町です。
大坂と京都を結ぶ水陸の要衝の地として賑わいました。
南浜の川沿いの寺田屋は、幕末に活躍した坂本龍馬の定宿です。
1866年、宿泊していた時に幕府の役人の襲撃を受けましたが、
この時は、負傷しながらも脱出に成功しました。
豊かな水に恵まれた伏見は、酒造りの町としても知られています。
宇治川派流域の遊歩道から、白壁の酒蔵の建物を見ることができます。
酒造メーカーの記念館を見学しようと訪れましたが、
この日は大変な混雑で、1時間待ちと言われて断念しました。
代わりに、伏見の水を象徴する御香宮(ごこうのみや)神社を
訪れ、日本名水100選に選ばれた湧き水で喉をうるおして
帰路につきました。
部員は、今回の巡検で特に興味を持ったことを、
Googleスライドにまとめてクラブ内で発表します。
また、その後、希望館地階の社会科メディアコーナーに
展示する予定です。