11月29日（土）は同志社創立記念日です。同志社は今年で150周年を迎えます。毎年29日には、同志社全体の祈祷会が若王子山頂の同志社墓地で朝９時からもたれます。本校では、11月19日（水）に同志社創立150周年記念礼拝を守りました。講師には同志社大学学長の小原克博先生をお迎えし、「語り継ぐ――同志社150年の歴史の中で」との奨励題でお話しをしていただきました。

　同志社の歴史は、創立者新島襄に背中を押された卒業生たちによって、語り継がれてきました。先生は、同志社の歴史が語り継がれてきた背景には、新島の言葉を語り継ごうとした人々だけではなく、その言葉に共感し耳を傾けようとした人々がいたとお話ししてくださいました。さらに先生は、新島の言葉や同志社の伝統を単に情報として引き継いでいくのではなく、それを自分のものにしていく大切さをお話ししてくださいました。

　創立150周年を迎えるにあたって、私たち一人ひとりがあらためて新島の言葉を心に留め、自分たちが同志社の歴史の当事者であるという自覚をもって、これからの毎日を過ごしたいと思いました。