2024.05.22
お知らせ
去る5月16日(木)に母の日礼拝を、20日(月)にペンテコステ礼拝を守りました。
【母の日礼拝】
母の日は、1908年にアメリカ・ヴァージニア州の教会で、追悼記念会を開いたときに、カーネーション式の参加者に一輪ずつ手渡し、亡き母を偲んだことが始まりだと言われています。今年は、12日(日)が母の日でした。
この日に向けて中高宗教部員が中心となり、献金とカーネション徽章の販売に取り組んできました。今年度の母の日の献金は、ハンセン病の元患者の方々のためにお働きの「好善社」と、一人親家庭の支援団体である「みをつくし」にお送りしました。宗教部員は、各HRでの販売や献金が滞りなくできるよう、丁寧に準備をすすめ、また礼拝前日と当日の朝には、登校してくる生徒たちに向けて再度販売や献金の呼びかけを行いました。宗教部員はもちろん、全校の多くの生徒のみなさんが、様々な場所でご協力くださったことを心より感謝いたしております。
母の日礼拝では、本校スクールカウンセラーの高田みぎわ先生が「母との和解–神様に見守られて–」と題して奨励をしてくださいました。ご自身の体験や思い出を通して、親との向き合い方や考え方が大人になるにつれて少しずつ変わっていったことなどをお話しになりました。
母親だけでなく、自分のことを支えてくださる家族の存在を改めて考えるよい機会にできたのではないかと思います。
【ペンテコステ礼拝】
今年は、5月19日(日)にペンテコステ/聖霊降臨日を迎えました。
ペンテコステは、イースターやクリスマスと並ぶ、キリスト教の大切な祝日の一つです。「ペンテコステ」とは、ギリシャ語で50を意味し、イエス・キリストの復活を祝うイースターから数えて50日目の日曜日に祝います。
聖書の使徒言行録には、弟子たちが祈っていると、「突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現われ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした」とあります。この出来事以降、弟子たちは喜びをもってイエス・キリストのことを述べ伝えるようになり、そのため、ペンテコステはキリスト教会の誕生日と言われることもあります。
本校では5月20日(月)に全校生徒でペンテコステ礼拝を守りました。日本基督教団平安教会の小笠原純先生が、「ペンテコステ、何でお祝いする?」と題して奨励をしてくださいました。
先生のお話は、ペンテコステの典礼色である「赤」に合わせて赤いものを身につけてみたこと、聖霊が鳩の姿で表現される箇所も聖書にあることから、鳩にちなんだお菓子を用意してみようかと考えてみたことなど、生徒みんなが興味を持ちそうな話題で始まりました。先生は、聖霊に満たされたイエスの弟子たちが「ほかの国々の言葉で話しだした」という箇所に注目され、相手にとってわかりやすい話し方をしたのではないか、つまり、相手の立場や気持ちになって考えることが大切なのではと問いかけられました。
この日の奨励をきっかけに、わたしたちもいつも相手のことを思いやるようになりたいと改めて感じました。
花の日:高田先生の奨励