2020.11.24
ゆかり会
同志社ゆかり会では毎年11月にホームカミング礼拝を母校で守っております。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、卒業生(ゆかり会員)をお迎えしての礼拝ができませんが、辻村校長先生よりメッセージをいただきました。
会員の皆様のホームカミングの想いに少しでも応えられるようにと、先生のメッセージとともに「懐かしい栄光館ファウラーチャペルのひととき」の写真を添えます。どうぞ母校に思いを馳せて、懐かしい日々を振り返ってください。
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<辻村校長先生のメッセージ>
ゆかり会の皆様、いかがお過ごしですか?
コロナ禍の中、ゆかり会のホームカミング礼拝も中止となり、皆様とお目にかかれる機会が無くなってしまったことを本当に残念に思っております。毎年、様々な年代の卒業生の方々とご一緒に讃美歌を歌い、祈りを合わせる時を与えていただきましたことを、あらためて心から感謝申し上げます。
これまで生きてきた中で、失ってみて初めてその有り難さを知るというようなことは幾度か経験しているのですが、このコロナ禍にあって、学校の様々な行事等を縮小あるいは中止せざるを得ない状況になって、毎年当たり前のように受け継ぎ、重ねて来たひとつひとつが、たとえどんなに小さなものであっても、かけがえのないものであったことに初めて気づかされました。
これからは、このかけがえのないものを取り戻していく道のりになります。大きな喜びにつながる道のりです。
ゆかり会の皆様、どうか、お元気でいてください。まだまだこの不安で息苦しい状況は続きますが、けっして希望を胸から離すことなく、その日その時を大切に生きていきましょう。そして、また、いつか、お会いしましょう。「やっと、お会いできましたね。」と互いに笑って、再会できる日が一日でも早く訪れますように……。栄光館で、皆様の祈りに合わせて、祈っております。
最後に、この聖句を「ゆかり会」の皆様に……。
―― しかし私には、神に近くあることこそが幸い。 ――
『旧約聖書』詩編73:28 (聖書協会共同訳より)
2020年11月20日
同志社女子中学校・高等学校
校長 辻村 好
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*なお、還暦学年の方々にお知らせしておりました会員の皆様への動画配信は今回見送りとなりました。次年度母校でのホームカミング礼拝でお会いできることを心より願っております。