同志社女子中学校・高等学校同志社女子中学校・高等学校

ニュース

2023.12.07

お知らせ

アドヴェント礼拝

  クリスマスはイエス・キリストの生誕をお祝いする日です。現在では、12月25日をその日とすることが多く、クリスマス前の4週間をアドヴェント(待降節)と呼び、クリスマスの準備期間とします。アドヴェントとは来臨の意で、この期間に主イエスをお迎えする心の準備をするとされています。今年度は12月3日(日)よりアドヴェントに入りました。

 本校では、12月7日(木)にアドヴェント礼拝を守りました。同志社大学神学部の三輪地塩先生を講師にお招きし、「その星を見て喜びにあふれた」という題で、奨励をしていただきました。先生は、マタイによる福音書2章の占星術の学者(博士)たちが幼子イエスを訪れる場面について触れられ、博士たちが自分の足でユダヤの地を訪れ、救い主の誕生を自分の目で見たということが大切だとお話しになりました。博士たちが目にしたイエスの誕生は、決して恵まれた、きらびやかなものではありませんでした。むしろ、貧しく、小さく、周囲の助けを必要とするところにキリストの誕生を見たのです。クリスマスは、喜びの季節であると同時に、助けを必要とする方々、悲しみの中にある方々に寄り添う季節でもあることを先生は語られました。

 礼拝後は、約一週間後に控えたクリスマスページェントに向けて、本格的に準備、練習が始まりました。全校生、全教職員がそれぞれに与えられた場所で心を込めてページェントの準備を行います。本校生にとって、舞台で行われる生誕劇のみがページェントなのではありません。生徒たちは、身近な方々のため、或いは顔は知らないけれど隣人である方々のため、多岐に亘る働きに臨みます。本校とつながりのある多くの方々と喜びや悲しみを分かち合い、祈りのうちによきクリスマスを迎えることができるようにと願います。