2023.11.13
お知らせ
キリスト教会の「収穫感謝の日」は、雨を降らし、豊かな収穫の恵みを与えて下さった神さまに感謝を捧げる日です。17世紀にヨーロッパからアメリカ大陸に渡った人々の体験を起源としています。今日では、日本のプロテスタント教会においては11月の第4日曜日を収穫感謝の日として、野菜や果物を教会に持って集まり、礼拝を守ります。また、その捧げ物を近隣の施設などに届けて感謝を分かち合います。今年度は、11月27日(日)が収穫感謝の日にあたりますが、本校では、10日(金)に収穫感謝の日の礼拝、13日(月)に収穫感謝賛美礼拝を守りました。中高宗教部員が中心となって、各HR等で献金をお願いし、その献金にて購入した収穫物及び当日に生徒、教職員の持ち寄った収穫物を持って、10日午後には、京都近郊7箇所の施設を訪問させて頂きました。
10日朝には、持ち寄りの収穫物の受け取りを宗教部員が行いました。たいへん多くの皆さまにご協力いただき、より多くの収穫物を施設へお届けすることができました。各所での献金へのご協力とともに、多くの方々の温かいご支援に心より御礼申し上げます。収穫物は10日の礼拝時に壇上に飾り、秋の実りの恵みを目で堪能することができました。礼拝には、日本キリスト教団伊丹教会牧師の山本一先生をお招きし、「桃栗三年、ヒト何年?」と題してお話して頂きました。先生は、この九年の間アメリカ合衆国にて宣教師としてお働きになり、その時の体験を、当時の写真を交えてお話し下さいました。人と人との関係は、すぐに結果がでるものではない、しかし少しずつ重ねられたかかわりが、実をもたらす時がくるということを、穏やかに語られました。生徒たちの午後の訪問についても、よき学びの時になるようにと励ましの言葉を頂戴しました。
午後からの施設訪問は、四年ぶりの実施となります。宗教部員、クラブでの参加の生徒の他に、一般参加の生徒たちも多く訪問に参加しました。生徒たちは、持ち寄った収穫物をお渡しし、歌や楽器演奏を披露したり、子どもたちと遊んだり、利用者の方々とお話ししたり、それぞれの場所で、楽しく過ごすことができたようです。訪問先の施設の方々も、生徒たちの訪問を心待ちにして下さっていた様子で、訪問から帰った生徒の中には、別れが名残惜しかったと言う生徒も多くいました。また近郊7箇所の施設の他に、門衛所や作業員室、女子大・法人などの諸施設、京阪出町柳駅や地下鉄今出川駅にも宗教部員が収穫物をお持ちし、普段お世話になっていることのお礼をお伝えしました。あいにくの雨空のもとでの訪問となりましたが、収穫感謝の喜びを多くの方々と分かちあえたことに深く感謝いたします。
13日(月)には、聖歌隊、ハンドベルクラブの演奏による賛美礼拝を守りました。美しい歌声とベルの澄んだ音色を味わい、豊かな気持ちで一週間を始めることができました。