2023.11.10
お知らせ
11月6日(月)からの一週間、同志社四中高では、秋季宗教教育強調週間として多くの先生方を講師にお招きし、礼拝を守りました。本校では、6日(月)には、中学では関西学院千里国際キャンパス宗教主事の土井直彦先生、高校では日本基督教団堅田教会牧師の東昌吾先生に、7日(火)には、中学では日本基督教団高梁教会牧師の山本真司先生、高校では日本基督教団札幌北光教会牧師の指方信平先生に、8日(水)には、中学では日本基督教団札幌北光教会牧師の指方愛子先生、高校では日本基督教団高梁教会牧師の山本真司先生に、それぞれお越しいただきました。そして9日(木)には、青山学院大学宗教主任の塩谷直也先生をお招きし、中高別の特別礼拝を守りました。6月の強調週間に引き続いて今回も希望される保護者の方々にも一緒に礼拝を守っていただくことができました。
9日の特別礼拝では、「そうか、そうなのか……」と題して塩谷先生よりお話いただきました。先生は、よいサマリア人のたとえ話や、徴税人ザアカイの話にふれられ、「愛する」とはどういうことなのかということについて語られました。「愛」は、決して見目麗しいものではなく、痛みを伴うものであるということを、イエスの十字架上の死や、聖書の話を引用されてのお話でしたが、先生がお話になる一つ一つのエピソードは、どれも特別な出来事ではなく、私たちの日常の中にも見つけることのできるものばかりでした。相手の名前を呼ぶこと、相手のために時間を割くこと、相手とともに探し物をすること、ほんの小さな一歩から「愛する」ことを始められるのではないかと考えさせられるお話でした。時に軽妙に、時に厳かに語られる先生のお話に、多くの生徒、教職員が聞き入っていたように思います。
この一週間、様々な場所でお働きの先生方のお話をうかがう機会に恵まれました。私たちの学校はキリスト教主義教育を基本としています。そしてキリスト教を通して、私たちの学校は多くの人々とつながっていることを覚えます。先生方のお話から得た様々なものを糧とし、各々が今日一日もまた精一杯生きることができるようにと願います。