6月11日の放課後、高校図書部主催の読書会を行いました。図らずもこの日は「学校図書館の日」でした。この上ないタイミングで読書会が実施できたことに感謝です。テーマは「読書感想文応援企画」。今回の読書会の最大の特徴は、例年と違って、図書部員が企画し、講師も図書部員が務める『図書部員の図書部員による生徒のための』読書会だったことです。例年は講師を教員が務めて、教員主導で進めていましたが、今回はそれをすべて図書部員が担って開催しました。

2部構成で、第1部は数人の図書部員（読書会パート）によるおすすめ本の紹介、それぞれが読書感想文が書きやすいと感じた本を、これまでの読書経験からネタバレしない程度にあらすじを紹介し、感想を交えつつ話をしました。よく知られている名作から、最近の話題作までジャンルもさまざまな本が取り上げられていました。好みは人それぞれなので、『共感できる本を選ぶと書きやすい』という結論になりました。

第2部は、読書感想文を書くコツを、感想文コンクールでの入賞経験豊富な高校3生が伝授しました。そのコツとはズバリ、読書を「いかに自分と結び付けられるか」。あらすじに終始したり、経験談ばかりになると、もはやそれは感想文ではなくなります。「読んだ本」と「自分」との関わり、読む前と後ではどう変わったのか、あくまでも読書をしての感想であることを念頭に、「自分」と絡めて書いてください。

今回の読書会で紹介された本は、図書・情報センターで展示する予定です。