同志社女子中学校・高等学校同志社女子中学校・高等学校

ニュース

2023.04.22

お知らせ

女子部創立記念礼拝

 1876年10月、女性宣教師スタークウェザーと新島八重が京都御苑内J.D.デイヴィスの借家(旧柳原邸)にて女子塾(「京都ホーム」)を始めたのが、同志社における女子教育の始まりです。翌年1877年4月には京都府の認可を得て、「同志社分校女紅場」という名称となりました。その後、1878年9月に旧二条邸(現在の校地)に移転して、「同志社女学校」として開校しました。
 今年度は、チャペルにて中高合同の女子部創立記念礼拝を守ることができました。元同志社大学教授で新島研究の第一人者でもいらっしゃる本井康博先生をお迎えし、「自由に、そして大胆に」と題して奨励をしていただきました。また、本井先生は以前、本校の社会科教員としてもご奉仕くださっていました。先生は、本校の二つのコース名になっているLA(リベラル・アーツ)、WR(ワイルド・ローヴァー)にどのような意味があるのかということを、アーモスト大学や、新島先生の肖像画についてなど多くの興味深い話題を交えてお話くださいました。先生のお話を伺って、校内にある絵画や模型を後でゆっくり見てみたいと思った方も多かったのではないでしょうか。礼拝では、聖歌隊による「我らの母校」の合唱もあり、同志社女子中高の歌である「同志社花の歌」も皆で歌うことができました。どちらもコロナ禍においては行えなかったことであり、喜ばしい限りです。生徒の皆さん一人ひとりが、「校祖の教えを身にしめて」、自由かつ大胆なる「同志社少女(おとめ)」として女子部の精神を体現する者となるようにと願っています。