2023.02.08
お知らせ
1月23日は同志社の創立者新島襄先生の永眠記念日です。本校では、創立者永眠記念礼拝を守りました。礼拝講師として、同志社女子大学准教授の山下智子先生をお招きし、「神だけが知ること、神と私だけが知ること」と題して奨励をしていただきました。
新島襄はアメリカでお世話になったハーディ夫妻の影響を受け、お互いが思ったことを言い合える妻を求めました。
女性が「家にあっては親に従い、嫁いだら夫に従い、年老いたら子に従う」と言われた時代に八重は襄と道を並んで歩き、人力車に一緒に乗り、「八重さん」「襄」と呼び合うなど、夫と同じ立場としてふるまいました。
八重は、周囲からは夫を立てない良くない妻と言われましたが、神様と自分だけが本当のことを知っていると信じ、そのことで自分自身を強く保ち、その生き方を続けました。
山下先生は、人が見ていて評価してくれるなら良いことをするが、人が見ていないときはしない、というのではなく、自分と神が知っているのだから常に良いことをするという、人の目ではなく神様の目を意識した生き方をしてほしいとおっしゃいました。
そうすることで、神様の愛を知り、良心ある生き方を育んでいける。良い行いも悪い行いも、他の人は見ていなくても神様と私は知っていると思って行動することが人生を豊かにする方法だと教えてくださいました。
私たちはよく、周囲の人の目を気にして行動してしまいます。ときにはそのせいで生きづらくなることさえあります。そんなときに、神様の目を意識して、神様と自分自身に恥じない生き方ができればと思います。