11月29日は同志社創立記念日です。本校では11月24日（木）に中学生、11月25日（金）に高校生が同志社創立記念礼拝を守りました。礼拝には同志社大学キリスト教文化センター准教授の森田喜基先生をお招きして、「人一人は大切なり～新島襄と会衆派教会～」と題してお話しをしていただきました。

　アメリカに渡った新島襄を助けてくれたのはキリスト教の中でも会衆派と呼ばれる人々でした。一人一人を大切にする会衆派の支援は、単身異国の地で生活する新島の大きな支えとなりました。そのような土台があったからこそ、「人一人は大切なり」という言葉が生まれました。

　森田先生は、大変なときこそ新島襄のこの言葉と、聖書の「見失った羊」のたとえを思い出してほしい。そして、同志社の一員としてまわりの人を大切にする気持ちを持って、一人一人の歩みとしてほしいと呼びかけられました。

　普段はあまり考えないかもしれませんが、私たちが日々同志社女子中高で学べていることは新島襄を始めとする多くの人たちが学校を築き上げてきたからです。私たちもそれに連なる一人として自分の力を世の中のために活かせる人物になっていければと思います。