同志社女子中学校・高等学校同志社女子中学校・高等学校

ニュース

2021.12.08

お知らせ

アドベント礼拝

11月28日(日)からアドベント(待降節)に入り、本校でも12月8日(水)にアドベント礼拝を守りました。講師には、同志社大学神学部の村山盛葦先生をお迎えし、「お言葉どおりに」と題して奨励をしていただきました。先生はお話しの中で、聖書には私たちが科学的論理的に考えて理解できない話があるが、世界には人が簡単には理解しきれない不思議なことがあり、そういった神秘的な事象を謙虚に受け止めることが人には必要であると言われました。 

 

本日の聖書箇所、ルカによる福音書1章26節から38節ではマリアが天使ガブリエルによってイエスの誕生を予告されます。マリアは天使の言葉に戸惑いますが、最後には天使の「お言葉どおり」に事が起こるよう運命を受け入れます。聖書の中にはこの「受胎告知」の話の様に簡単には理解できないものもあります。画家のレンブラントはこの場面で翼を広げた天使と驚き戸惑うマリアを描きました。同じ場面でフラ・アンジェリコは天使の言葉を落ち着いた表情で受け止めるマリアを描きました。

 

人智を超えた神秘的なできごとをマリアが謙虚に受け止めたように、私たちにも簡単には理解できないことでも受け止めるべき時があります。村山先生ご自身も今までの人生の中で苦労された経験を通して、この世には科学や人の力では計り知れない事柄があり、神様によって定められた運命があると強く感じられたそうです。

 

私たちは日々の生活の中で、謙虚に生きることの大切さを忘れてしまうことがありますが、自分が神様によって生かされている存在であるということを心に留めて、心新たにクリスマスに向けて過ごしたいと思います。