2025.06.20
お知らせ
今年は6月8日(日)が花の日にあたり、本校では12日(木)に花の日賛美礼拝、13日(金)に花の日礼拝を、それぞれ中高合同で守りました。
花の日は、アメリカの教会で「子供が信仰に導かれるために、また両親がその子供たちを神に捧げる日」として、特別礼拝を守ったのが始まりとされます。現在、多くのプロテスタント教会では、6月の第二日曜日に花の日礼拝が守られています。花を飾り、その中で子供たちを中心とした特別礼拝が守られ、さまざまな施設への訪問などが行われるようになりました。本校でも古くから花の日礼拝を守り、持ち寄った花や献金で購入した花を施設に訪問し、お渡ししてきました。2003年度からは、高校一年生全員が、病院・社会福祉施設など24箇所の施設を訪問させていただいています。
献金の準備は、今回も中高宗教部員が中心となって進めました。各HR、礼拝前日・礼拝当日の朝の献金等、全校の皆さんがご協力くださったことを心より感謝申し上げます。また、中一保護者修養会の折には、保護者の皆さまにも献金のご協力を賜りましたこと、感謝申し上げます。施設への献金の他に、本校生の多くが毎日お世話になっている地下鉄今出川駅や京阪出町柳駅、また本校の門衛所などへも、日頃の感謝としてお花をお届けしました。
賛美礼拝では、ハンドベルクラブの演奏と聖歌隊による合唱にて礼拝を守り、翌日の花の日礼拝では、日本バプテスト連盟医療団牧師・チャプレンの宮川裕美子先生が「二平方メートルの世界から」と題してお話をしてくださいました。お話では、先生がホスピスで経験された出来事を踏まえ、いつか別れがくるということを意識し、他者に心を向けて過ごすことで、悲しみを悲しみだけで終わらせないことができるというメッセージをいただきました。
礼拝に続いて、各施設へお持ちする花束を高校一年生が自分たちで作りました。施設でお会いする方々のことを思いながら、それぞれに工夫を凝らし、楽しんで花を束ねました。午後にはそれらを自分たちの手で、施設へとお持ちしました。各施設で、お花を喜んでもらったり、施設の先生や職員の方からお話を伺ったりと、よい経験をさせていただきました。生徒も教員も、そして施設の皆様も、たくさんの笑顔が溢れた一日だったように思います。