同志社女子中学校・高等学校同志社女子中学校・高等学校

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2025.06.23

お知らせ

ペンテコステ礼拝

 今年は、6月8日(日)にペンテコステ/聖霊降臨日を迎えました。ペンテコステは、イースターやクリスマスと並ぶ、キリスト教の大切な祝日の一つです。「ペンテコステ」とは、ギリシャ語で50を意味し、イエス・キリストの復活を祝うイースターから数えて50日目の日曜日に祝います。

 聖書の使徒言行録には、弟子たちが祈っていると、「突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現われ、一人一人の上にとどまった。すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした」とあります。この出来事以降、弟子たちは喜びをもってイエス・キリストのことを述べ伝えるようになり、そのため、ペンテコステはキリスト教会の誕生日と言われることもあります。

 本校では6月9日(月)に全校生徒でペンテコステ礼拝を守りました。日本基督教団紫野教会の渡邊大修先生が、「風に吹かれて」と題して奨励をしてくださいました。「風に吹かれて」は先生も言及されていたように、2016年にノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランの代表曲の一つです。その曲の中では、「The answer is blowin’ in the wind(その答えは風の中)」という印象的なフレーズが何度もリフレインされます。先生はそのような曲の特徴を踏まえ、「聖霊」は目には見えないが確実に私たちの背中を押してくれる「風」のようなものであり、イエス・キリストの行動や言葉の中に、様々な問題を解決するための答えがあるのではないかとお話ししてくださいました。私たちは日々イエス・キリストの言葉に触れることができますが、そのような恵まれた環境に対する感謝を忘れないようにしたいと思います。