同志社女子中学校・高等学校同志社女子中学校・高等学校

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2024.01.23

お知らせ

創立者永眠記念礼拝

 1月23日は同志社の創立者新島襄先生の永眠の日です。1890年のこの日、新島先生は療養先としていた神奈川県大磯の百足屋旅館にて46歳の生涯を終えました。先生のご遺体は汽車で京都に戻り、京都駅では大勢の同志社・教会関係者に出迎えられたといいます。27日に同志社チャペルにて葬儀が行われ、その後葬送の列は、若王子山頂まで続いたそうです。毎年同志社では、1月23日の朝、若王子山頂の同志社墓地にて、創立者永眠の日を覚えて祈祷会を行っています。

 本校でも1月23日(火)に創立者永眠記念礼拝を守りました。礼拝の最初には、新島先生の漢詩が歌詞となっている「庭上の一寒梅」の合唱が聖歌隊によって行われました。礼拝講師には、同志社大学教授の関谷直人先生をお招きし、「新島の残したもの」と題して奨励をしていただきました。先生はマタイによる福音書の「タラントンのたとえ」や「迷い出た羊のたとえ」にふれられ、自分が神から与えられているものについて、新島先生の生涯そしてご自分の経験を通してお話しくださいました。ギターの伴奏で歌もご披露くださり、先生の軽妙な語りとしっとりとした歌声に多くの生徒たちが聞き入っていました。先生の歩まれた道について、お父さまがおっしゃった「無駄なものはなかった」という言葉に勇気づけられた生徒もきっと数多くいたことでしょう。礼拝の最後には、先生のギター伴奏で皆で「ちいさなかごに」を歌いました。私たち一人ひとりが、自分に与えられているものに気づき、それを喜びのうちに用いる日々を送ることができますようにと願います。