ドイツのマルティン・ルターによる「宗教改革」が始まったことを記念して、10月31日は宗教改革記念日とされています。プロテスタント教会、プロテスタントの諸学校では、この日、またはこの前後の日に宗教改革記念の礼拝を守ることが多くあります。本校でも、今年度は10月26日（木）に中高合同で宗教改革記念礼拝を守りました。講師には、韓国メソジスト教会派遣宣教師、日本キリスト教団ゴスペルハウス教会牧師の金度亨先生をお招きし、「We are shining,in their room and in their star」と題して奨励をしていただきました。

　先生は、コリントの信徒への手紙Ⅰ  12章の「一つの体、多くの部分」の箇所をお読みになり、その後、BTSの「Mikrokosmos」を少し聞かせて下さいました。約500年前のヨーロッパでの宗教改革のできごと、イギリスの宗教改革者、ウィリアム・ティンダルなどについてお話になった後、聖書の御言葉、「Mikrokosmos」の歌詞、そして宗教改革の出来事には共通点がある、とおっしゃいました。私たち一人ひとりは輝く存在であり、互いに大切な存在であるということです。穏やかな中に、凛とした力強さのあふれる金先生の語りかけに、多くの生徒、教職員が自らの思い、考えを深めたことでしょう。

　私たちは過去から学び、未来に希望を抱きます。他者との差異や分裂にこだわるのではなく、宗教、宗派を超えて共に手を取り、祈る者となりたいものです。