1517年にドイツのマルティン・ルターによる「宗教改革」が始まったことを記念して、10月31日は宗教改革記念日とされています。プロテスタント教会やプロテスタントの諸学校では、この日、またはこの前後の日に宗教改革記念の礼拝を持つことが多くあります。本校でも、今年度は10月31日(木)に中高合同で宗教改革記念礼拝を行いました。講師には、日本キリスト教団世光教会牧師の新井純先生をお招きし、「大事にしたいこと」と題して奨励をしていただきました。
　先生はローマの信徒への手紙　12章９節からの箇所をお読みになりました。ここに記されている「お互いを大切にすること」に注目され、イエスの生き方に倣う、隣人に寄り添う生き方を説かれました。また、宗教改革とは単なる新しい宗派の誕生ではなく、聖書の教えに立ち返り「互いを大切にすること」を改めて思い起こす日だとお話しになりました。
　それぞれの差異を受け止めつつ、互いを尊重し合える人間でありたいと感じました。