同志社女子の願い
同志社女子中学校・高等学校
校長 太 田 信 幸
同志社女子中学校・高等学校の教育の目的は、聖書にいう「地の塩」「世の光」を実践する女性として、
社会の各方面で「奉仕」する人になることです。奉仕とは「自分のため」でなく、「人のため」にということ
です。創立者新島の教育観を表す言葉に「彼等は世から取らんとす、我等は世に与へんと欲す」とあ
りますが、これは、まさに同志社の奉仕の精神を表した言葉です。
そして、今もその精神は同志社女子中学校・高等学校にも受け継がれています。
日本の国の将来を憂い、革新のために技術や知識を求め、国禁をやぶり、アメリカという広い世界へと
飛び出しました。そこで幸いにも十分に教育を受ける機会を得ました。
そこで新島は、封建社会の江戸とは異なり、一人一人の人間が地位や貧富に関係なくまた、男女の
区別なく等しく認められている社会を見ます。
そして、キリスト教に基づく良心を持った人々を育てる教育が、それをなさせていることを知りました。
特に女子も男子と等しく学校で学び、婦人が世の中で活躍することを目の当たりにしたのです。
このような教育の実現が新島の願いです。一人一人の個性を尊重し、単に学力に優れているだけでなく、
キリスト教精神に基づく良心で、学んだ知識を運用し、社会各方面でその能力に応じて「人のために」
奉仕する女性へと育ってもらうことが本校の願いです。